▼命を守るということ

広島も、今週末から外出自粛要請が出ましたね。
私も、今自宅のパソコンから投稿しています。

私は、かつて広島市内の3次救急受け入れ総合病院でICU(集中治療室)に勤務していました。

そう
新型コロナの重篤な患者さんが医療を受ける現場です。
環境を少しだけ、説明すると
※1枚目の写真(イメージ)のように、重症なため強心剤など沢山の点滴機械と全身状態を観察するモニターが24時間稼働し、基本は看護師一人で対応します。
(夜勤の時は、看護師一人が3名の患者さんを看ます。)

ここに、人工呼吸器(肺に直接酸素を送る装置)と、ECMO※2枚目写真イメージ(体外式膜型人工肺つまり、患者様から直接血液を取り出し、機械にて浄化した血液を再び体内に戻す装置)が加わります。

今、新型コロナ治療で注目されている二つの装置

でも管理ができる看護師は、私が勤務していたころですが
約900名の看護師の中から、30名程度しか居ません。
またECMOに関しては、臨床工学技士さん(医療機器の操作管理のプロ)が24時間寝ずに管理をします。
右下に写っている管の中の血液に、気泡や血栓が発生して患者さまに入ってしまったら、たちまち死に至るからです。
臨床工学士さんも、当時は3名しかいなかったと思う

つまり、装置はあっても管理する医療者が不足している課題が、まさにここ
対応できる人が足りないのです。

またICUナースも臨床工学士も、普段の業務は手術後や、入院中の重症患者、救急対応がメインです。

私が勤務してた病院は、年間約9,000名の手術件数と
約3万件の急患対応をしていました。

ICUでのベッド数は、わずか10床

この10床が埋まると、今までの急患や手術対応はストップします。

これが、医療崩壊です。。。

あなたや、あなたの大事な方が守れなくなります。

今、経済的などの色々な事情があるかとは思いますが
一番は、命を優先して欲しい

外出や休業自粛が出た今
守ってもらいたいのです。

そして、生きてください。

人は弱い。
けど強いのです。

この写真の人工呼吸器を装着した子どもの患者さんは、
何度も手術して、何度も生死をさまよいました。

だけど、今元気に過ごしています。 

生きていれば、必ず希望が持てます。
人の素晴らしい力を、私は目の当たりにしてきましたから(^^)

生きて、そしてまた笑って会いましょう。
私も、自粛の中で出来ることをします。

最後に、

今も必死に命を守ってる人が居る
私は、感謝と敬意を表します。